周りの反対を押し切って、自分を貫き通すべき?
周りの反対を押し切って、自分を貫き通すべき?
人生を過ごす中で、やりたいことや進みたい道が見つかったとき、周りの反対に遭うこともありますよね。
そんなとき、
自分を貫き通すべきか
それとも周りの意見を尊重して止めるか
どちらを選ぶのが正しいと思いますか?
「自分のやりたいことなら、誰に何と言われようと突き進むべき!」
と言いたいところですが、私はそうは考えていません。
個人的には次のように考えています。
〇他者が受け入れられるような、お互いが歩み寄れる着地点を探すべき
周りにどれだけ信頼のおける家族や仲間がいたとしても、「自分の人生は自分しか責任が取れない」という原則があります。
そういった責任感、決意、覚悟、
つまり信念が伝わって、初めて相手を動かしますよね。
人は、自分一人では生きていけない社会に生きているので、自分一人の意見を通そうとすれば周りとの関係性が変わってきますよね。
周りが素直に受け入れて応援してくれたら何も問題はありません。
ただ、反対された場合、
反対を押し切ってやり切ることは必ずしもいいとは言えません。
何を貫き通すかを明確に定義する必要があります。
それをしないと自分勝手な人だと思われてしまいますよね。
「別に何と思われようと、自分の人生なんだから関係ない…!」
と判断して、その後の周りとの関係性もトレードオフできるくらいの覚悟があるなら、もちろん貫き通してもいいと思います。
ただ、多くの方はそうではないのではないでしょうか
周りの人たちから支えられて今まで生きてきたように、長い人生これからも周りの人の協力や支えは必要ですよね。
だからこそ、周りの反対に遭ったときは、
「自分の人生は自分で責任を取らなければならない」という信念を伝えることが大事です。
他者が受け入れられるような着地点を探そうとする、ということですね。
そして、それは自分の信念を貫き通していないことにはなりません。
自分の人生は自分でしか責任がとれないんだ、という覚悟と決意を常に周りに伝える。
人との関わりがあるから自分のやり方を押し通す気は無いと、歩み寄れる着地点を探そうとするその気持ちが相手を動かす。
相手の人生をとって代わって生きることはできない。
それを常に意識して表現することによって周りも協力的であってくれるはず、と考えています。
私も、30歳を目前にして安定した正社員の仕事を辞めて自営業でやっていくと言ったときは、家族や当時お付き合いしていたパートナーから猛反対に遭いました。
ただ、そのときに反対を押し切って自分を貫き通すのではなく、周りの意見も汲んで話し合いの末に落としどころを見つけたから、その後も良い関係が築けたと思っています。
もし反対を押し切って突き進んでいたら、今のように良い関係が築けていたかは分かりませんし、困ったときに力になってくれていたかも分かりません。
ただ、どんなに反対されても、自分の人生に覚悟と責任を持って突き進んだ結果、失うものはあっても、それ以上に得られるものがあるかもしれません。
今回は私の経験則を話しましたが、これも、どちらが正解でどちらが間違いということでは無いと思っています。
大切なのは、「自分の人生は自分しか責任が取れない」ということを念頭におき、それでも行動するのか、それとも落としどころを見つけるのか、自己判断・自己責任においてトレードオフをするしないの判断をすることだと思います。
どちらの判断も覚悟が必要ですが、たった一度きりの人生、悔いの無いようにしたいですね。