投資をするときはインフレ負けしないよう注意！

投資をするときに意識すべき点、
大事な要素はいくつもありますが、
特に大事なのは【利回り】です。



投資した金額に対して、
どのくらいの利益が得られるか？


この「どのくらい」の「％」の

部分を利回りと言います。



利回りは、良いものもあれば、
悪いものもあります。


どちらか片方に寄り過ぎても
問題があるケースが多いので
気を付けなければなりません。



例えば、良すぎる（高すぎる）ものは
保全が利いていない（安全性が低い）
可能性が高い…


一方、悪すぎる（低すぎる）ものは
運用効率が悪く投資妙味に欠ける…



どちらもメリット、デメリットがあるので
選ぶときには、両極端ではなく
基準を明確にしたいところです。



そして、その基準の一つになるのが
【インフレ率】です。



投資・運用をするとき、インフレ率を
意識したことはありますか？


実は、このインフレ率が、投資をするとき
とっても重要な要素なんです。


投資商品を選ぶときは、必ず
インフレ率を考える必要があります。



具体的に説明しますね。



今の日本では、年間約2%ずつ
インフレ率が上がっていますよね。


投資商品を選ぶときは、このインフレ率に
負けない投資をしなければならないんですね。



どういうことか？



例えば、年間の運用利回りが1%の投資を
やっているとしましょう。
（手数料などは一切考えないとします）

仮に、100万円を投資していれば
年間1万円の利益が出ます。


1000万円なら、10万円です。

1億円なら、100万円です。



このように利益が出ているので、パッと見
では得をしていると思いますよね。


ですが、ここに
インフレ率2%を当てはめると、年間1%の
インフレ負けをしてしまっている、
ということになります。



分かりやすく言うと、

インフレ率が年間2%ということは、
仮に100万円のお金を持っていたら
お金の価値は、年間2万円ずつ

下がっているため、

もし、運用利回り1%の投資に100万を
投資して、年間1万得をしても、


トータルで見ると

「年間で1万円損をしている」

ということです。



このように、

きちんと運用をして
利益を出しているとしても、

利回りがインフレに負けてしまっていると
意味がない、、

とまでは言いませんが、
投資効率としては悪くなってしまいます。

少なくとも、資産構築という観点では
できていない、となります。



仮に、投資信託で運用するにしても
肝心の銘柄が、定期預金や国債のような
利回りの低いタイプだと、インフレに

負けてしまうということです。


だから、投資商品を選ぶときは

漠然と良い悪いを見るのではなく

「インフレに負けないか？」

という点を必ず確認してから
投資しなければならないんですね。



なお、表面利回り（目に見える利回り）が良くても、実質利回り（インフレ率や手数料などを差し引いた実際の利回り）は悪い、という場合もあります。


それにはどういうものがあるかと言うと、
例えば、保険と合体しているような
投資商品などです。


保険と運用が混ざった投資商品だと、
目に見える利回りが良かったとしても
そこから莫大な手数料を取られるため
実質は低い、というケースがあり得ます。


そうなると、目に見える利回りなら
一見、インフレに勝っているように見えても

実質利回りで計算すると、インフレに負けてしまう投資になってしまうんですね。。



このように、よく知らずに投資をしていると
場合によっては、知らず知らずのうちに
インフレに負け続けている可能性もある、
ということです。


そのため、運用をしている方は、
自分がやっている運用の実質利回りが、

本当にインフレに勝てているのか？
負けていないか？

というのを、定期的に
必ずチェックしてくださいね。


特に、保険と運用が混ざった商品の場合、
手数料がふつうの投資商品では
考えられないほど多く抜かれているので、
十分に気を付けましょう。

（パンフレットには書かれていなかったり、保険屋さんに聞いても教えてもらえない、ブラックボックスの手数料が沢山あるんです。。）

ちなみに、
銀行にお金を預けているだけの
普通預金や定期預金に関しては、

言うまでもなく、インフレに勝てない
負け投資を、永遠にし続けている行為
となります。


そのため、
もし貯金しかやっていないという方は
この点も頭に入れておいてくださいね。



負ける投資を続けるのも愚の骨頂ですが、

銀行預金だけを続けるのも愚の骨頂です。

貯金も投資も、よく考えて

バランス良くするのがいいと思います。




なお、私がいつもブログで紹介している
米国株式（S&P500）や全世界株式なら
インフレに勝てる運用ができると考えています。


私がいつもブログでおすすめしているのは、
そういった意味でもあるんですね。



投資は全て自己判断、自己責任ではありますが、少しでも参考になれば幸いです。