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個人年金保険は解約した方がいい?

個人年金保険に入られている方は
少なくないですよね。

 

 

ただ、個人的には入らない方が

いいと考えています。


理由は2つ、

経済合理性が悪くなるから

流動性が悪くなるから


です。



個人年金保険とは、60歳や65歳まで
保険料を払い込んで、その後
年金が受け取れる、というものです。



ただ、これには大きな
落とし穴があるんですね。



個人年金保険は、簡単にいうと
運用と保険が合体した商品です。


運用単体で見れば良いものでも、

保険単体で見れば良いものでも、

この2つが混ざることで、途端に悪いものに
なってしまうんですね。



個人年金保険は高い保険ではありません。


にも関わらず、保険としての手数料が
たくさん取られてしまう
んです。



このような

「運用と保険が混ざった商品」の場合、

HPやパンフレットで調べられる
表の手数料はもちろん、
決して公にはされない裏の手数料があるんです。

※保険料に支払う手数料、運用会社に支払う手数料など消費者には見せられない手数料


その結果、手数料だけでたくさんお金を取られてしまい、自分の利益となる実質利回りがとても低くなってしまうんですね。


仮に低くなってしまっても、長い目で見て利益が出ればまだマシですが、実際に利益が出るケースはほとんどありません。。



それはなぜか?


インフレに勝てないからです。



どういうことかと言うと、

今の日本は物価がどんどん上がっていて
お金の価値が下がっていますよね。


すると、個人年金保険

20年とか30年後に

「〇%アップで年金が受け取れます♪」

となっていたとしても、
それ以上にインフレ率が上がっているため
インフレに勝てず、実質の利回りは0か
ときにはマイナスになってしまう
んです。


要するに、運用をしている意味が
無くなってしまう
んですね。




まとめると、

個人年金保険は、保険と運用が混ざった
商品である。

保険と運用を混ぜることで、
尋常じゃないほど手数料を取られてしまい
実質利回りが極端に下がってしまう。

そして、長い期間それを運用することで
インフレに勝てない運用を続けてしまう。

結果、資産構築という意味で
ほとんど意味のない行為となってしまう。

というわけです。



これが、個人年金保険を含めた
「運用と保険が混ざった金融商品」の
【経済合理性が悪い】実態となります。




また、
「運用と保険が混ざった金融商品」には
もう一つ大きなデメリットがあります。


それは、流動性が悪くなる
という点です。


分かりやすく言うと、
お金を入れたり出したり動かすことが
できなくなる、ということです。



保険単体、運用単体なら、いつでも
好きなタイミングで解約ができます。


でも、運用と保険が混ざると、
途端に【解約控除】というものが発生して
好きなタイミングで解約ができなく
なってしまう
んです。


無理に途中解約をしようとすると
元本割れが発生してしまうため、
解約ができない
、ということです。




以上、

経済合理性が悪い

流動性が悪い


この2つの理由で、
運用と保険が混ざった商品を
私は全くおすすめしていません。



何度も言いますが、

運用をしたいなら、運用だけ

保険をしたいなら、保険だけ

それぞれ単体でするのがおすすめです。



それぞれ単体で見たら、いいものですからね。



例えば、会社勤めなら
職場で企業型確定拠出型年金をやる、
個人でiDeCoをやる、


もしくは、つみたてニーサ
米国株式や全世界株式に20~30年間
積み立てる。


そうすれば、インフレ以上のリターンが
得られる可能性が高い
です。



個人年金保険でインフレ率に勝つ
運用利回りは出せませんが、iDeCo
積立NISAなどの株式の長期積み立てなら
インフレ率以上に上がる可能性が高い、


つまり、インフレに勝てるくらい資産を
増やすことはできると考えています。



運用をするなら、このように

【保険と混ざっていない、純粋な運用】

をした方がいいです。



その上で、保険もやりたいなら、
掛け捨てタイプの安い保険(定期保険)
で十分
だと思います。

 



iDeCoは60歳まで出金できませんが、
つみたてニーサも定期保険も、
解約したくなったらすぐに解約できますし
流動性が良くなります。

個人年金保険とは、この点が大きな違いです。




このように、お金を増やすために
金融商品を買うなら必ず、

経済合理性

流動性


この2つが良いかどうかを、しっかりと
考えてから買うようにしてくださいね。


でないと、せっかくお金と時間をかけて
投資をしても、全く無駄な結果に
なってしまう可能性があります。




ちなみに、保険会社や銀行やFPが、
なぜ、保険と運用が混ざった商品を
こぞって売ろうとするのか、分かりますか?


それは、彼らに【利害関係】
あるからです。


つまり、彼らが【儲かるから】
私たちに売ってくるんですね。



彼らは、自分が儲からない商品は
売ろうとしません。


客のことを全く考えていないとは
言いませんが、基本的に自分たちの
利益になるから、


笑顔でニコニコしながら、優しい口調で
丁寧に接してくるんですね。



全ては、私たちに買ってほしいからです。



この点を頭に入れておいて、
金融商品を買うときは、銀行員や保険屋は
基本的に信用せず、

「本当に自分の資産構築のためになるか?」

という目線で判断されてくださいね。



投資は自己判断、自己責任ではありますが、少しでも参考になれば幸いです。