貯金をするとお金が減る?その理由とは
このブログで何度もお話ししましたが、
とっても大切なことなので、今一度
このテーマでお話しします。
「銀行に貯金をしていると、お金がどんどん減っていく…」
という事実を知っていますか?
いまだに、
資産を守る方法としてベストなのは
「銀行に貯金をすること」
だと思っている方がとても多いです。
まず、
「銀行にお金を預けるのも投資の一つ」
という事実を認識しましょう。
銀行にお金を預けることは、
「円に対する一点集中投資」
をしているといっても過言ではありません。
しかし、今の日本では、
銀行預金をしていると、お金が増えないどころか、どんどんと減っていってしまいます。
投資としては最悪と言ってもいいでしょう。
銀行へ貯金=円への一点集中投資
この投資が最悪なのは、お金が増えないどころかどんどん減ってしまうからです。
日本の銀行の金利は0.001%、
定期預金でさえ0.002%です。
これは、100万円を1年間預けても
利息が10円しか増えない計算になります。
正直、笑ってしまうほど金利が低いんですね。
しかし、金利が超低いにも関わらず
コンビニのATMなどでお金をおろすと
手数料が引かれてしまいます。。
コンビニで1回、お金を引き出すだけでも
110円は最低でも手数料がかかるので
差引で100円のマイナスになってしまいます。
最近では、ATMの手数料が値上げされているので、実際にはもっと取られるでしょう。
円預金一択のリスクは、それだけではありません。
今はインフレで毎年2%ずつ物価を上げると日銀が明言しています。
つまり、インフレが今後も続いていくことが明確に決まっています。
一年で2%ずつ物価が上がるということは
5年で10%上がるということです。
10%物価が上がるということは、
お金の価値が10%下がるということですね。
つまり、銀行に100万円を5年間預けていると
お金の価値が90万円になってしまうということです。
このように、銀行にお金を預けたままにしていると、手数料でどんどんお金が減ってしまうどころか、インフレリスクに晒されて大きく資産を失う可能性もあるんですね。
なお、ここまで貯金の悪いところばかり言いましたが、貯金にもメリットはあります。
例えば、
「お金を安全に保管できる」
ということです。
タンス預金や自宅の金庫で保管していると
いざというとき、泥棒に入られたり
火事で焼失したりするリスクがあります。
一方、銀行では安全に保管してもらえるうえ
1000万円までは保証してもらえるので
安心して預けることができます。
あとは、クレジットカードの決済(引き落とし)の口座にできる、いつでもATMでお金を引き出すことができるといった利便性の良さもメリットです。
法人の場合は、融資を引っ張る際などのお付き合いの意味でもメリットと言えるでしょう。
このように、銀行に貯金をするメリットもありますが、メリットに対してデメリットがあまりに大きいので、銀行貯金は悪手と考えています。
資産構築をしたいなら特にそうですね。
基本的に、生活費に使うため以外のお金は、例え定期預金であっても、銀行に預けるべきではありません。
具体的に言うと、銀行貯金は、生活費半年分のお金があれば十分と個人的に考えていますし、私は実際にそうしています。
これは私の考えというよりも、投資家の一般的な考え方です。
とはいえ、もし今貯金だけをしているとしても焦って投資を始める必要はありません。
まずは無駄な出費がないか、節約できるものがないか、出ていくお金を見直して、
それと並行して、投資の土台となる積み立ての長期投資(NISAやiDeCo)の準備をしていきましょう。
その後、自分なりに勉強してみて、やってみたい投資が見つかったら、少しずつでも貯金から投資に回していくのがいいかと思います。
焦って変な投資をしてしまうと逆に資産を失う恐れがあるので気をつけてくださいね。
昔の私もそうでしたが、
何も考えずに「貯金一択」だったマインドを
「貯金だけをずっと続けているのはよくないんだ…」
と思うことが、資産構築の大きな第一歩だと思っています(^^)