貯金していると資産がどんどん減っていく？
銀行に貯金していると、資産がどんどん
減っていくことをご存知ですか？
今の日本の銀行は、金利が0.001～0.002%
となっています。
この金利だと、1000万円を一年間貯金しても
利息が100円しか付きません。
仮に1億円を貯金しても、一年間で
1,000円しか増えないんですね。
実際に計算して数字で出してみると、
少なさがよく分かりますよね😅
定期預金のキャンペーンなどに貯金すれば
もう少し増えるかもしれませんが、
さほど変わらないでしょう。
つまり、銀行にお金を預けているだけだと
どう頑張っても、お金は増えないんですね。
とはいえ、日本の銀行が超低金利になってから久しいので、銀行でお金が増えないことは皆よく知っていると思います。
「増えないだけなら別にいいや」
「まあ仕方がないよね」
という人も多いのではないでしょうか。
ただ、今の日本では
銀行にお金を貯金していると、資産がどんどん減っていくことになります。
今回は、これをお伝えしたくてブログに書きました。
日本は2019年、コロナ禍において
たくさんのお金を刷りました。
2019年時点で11兆円、
これは国民一人あたり885万円の借金が増えたことになります。
そして、2020年度の補正予算では
コロナ対策として23兆円の赤字国債が発行されました。
何が言いたいかというと、
コロナによってたくさんのお金が刷られたことで、お金の価値がどんどん下がっているんですね。
お金の価値が下がるということは、
モノの価値は上がるということです。
これがインフレです。
事実、日本銀行は
「毎年、物価を2%ずつ上昇させる」
と明言しています。
これは、つまり、日本円の価値が毎年2%ずつ下がっていくということです。
毎年2%ずつお金の価値が下がるということは
5年後には、お金の価値は今の10%も下がっているということです。
これはつまり、今100万円持っていても
5年後には90万円の買い物しかできなくなってしまう、ということです。
今と5年後で、通帳の数字は1,000,000円で変わっていなくても、実際の価値は900,000円に下がってしまっているんですね。
銀行預金の金利が0.001～2%しかないのに、
毎年2%ずつお金の価値を下げられたら
たまったものじゃないですよね。
100万円を5年貯金して、
50円しか増えないのに、インフレによって
お金の価値が10万円分下がってしまうんです。
そんなバカな話があるか！と思うかもしれませんが、これが事実です。
お金をただ銀行に預けているだけなのに、
どんどん資産が減っていってしまう。。
これが、銀行に貯金をしていると
晒されてしまうリスクの1つ
「インフレリスク」になります。
銀行に貯金しておくことのリスクは
インフレリスクだけではありません。
ATMを使って現金を引き出したり、
他行に送金をしたり、
銀行を利用するだけで、何かと手数料がかかります。
それに、ペイオフを食らう可能性だって
ゼロではありません。
インフレ以外にも、
銀行にお金を預けておくだけで、
資産が目減りしていってしまうのはもちろん
資産そのものを失ってしまうリスクもあるということです。
何が言いたいかというと、
銀行にお金を預けていたら絶対に安心というわけではないんですね。
タンス預金と比べると、泥棒に入られたり
火事で焼失してしまうリスクは少ないので
そういう意味では安心かもしれませんが。
それ以外にも、銀行に貯金しておくだけで
起こるリスクがある、ということを
知っておくことが大切です。
以前、マネーリテラシーの話でも言いましたが、
日本人のほとんどが、収入を労働だけに頼っています。
そして、資産は銀行預金に頼りきりになっています。
労働収入がダメ、銀行に貯金をするのがダメ
と言っているのではありません。
労働は素晴らしいものですし、
貯金も、向こう半年くらいは生活できるぶん
くらいは最低でもしておくべきと思います。
（私もそうしています）
ただ、すべての資産を
銀行に預けっぱなしにしてしまうと、
資産がどんどんと減り放題になってしまうということです。
労働による収入は増えないのに、今後
お金の価値はどんどん減ってしまいます。
労働収入を増やせるかどうかは、その人の
頑張り次第で変えられるかもしれませんが、
お金の価値が減っていくことは誰にも止められません。
だから、資産運用をしなければならないんですね。
少しでも早く、このリスクを
自分ごととして捉えること、そして
少しずつでも、現状を打破するために
行動をしていくことが大切です。
大切な自分の資産、自分のためにも家族のためにも、取られっぱなしになるのではなく、何とかして守っていきたいですね。
