銀行で投資信託をやらない方が良い理由とは
投資信託をするとき、どこでやっていますか?
私はネット証券ですが、
「銀行でやっている」
という人も多いと思います。
銀行で投資信託をやるのは、
メリットもありますが、逆に
デメリットも多い、ということを知っておく方がいい、
ということで、今回はお話ししようと思います。
【銀行で投資信託をやるデメリット】
例えば、銀行の投資信託には
手数料がかかります。
もちろん、ネット証券でも
手数料はかかりますが、銀行の場合
ネット証券とは比べものにならないくらい
手数料が多く取られているんですね。
どういうことか?
銀行の投資信託は
売るとき、
買うとき、
そして、持っているだけ、でも手数料がかかるんですね。
一般的に、銀行の投資信託は
売るときに2%、
買うときに2%、
手数料をかけています。
銀行は、こうやって
「手数料で儲けている」
んですね。
では、なぜ銀行はそんなことをするのか?
銀行は、幅広い世代の人に声をかけますが
主なターゲットは
おじいちゃん、おばあちゃんです。
そうなんです。
銀行は、高齢の方に勧めるんですね。
投資信託を買わせたあとで、
ちょっと値が上がったら売らせる、
ちょっと値が下がったら買わせる、
このように、売買を頻繁に行わせることで
手数料を稼いでいるわけですね。
もちろん、
本当に安いときに買い、
高いときに売りをしているわけなので
詐欺ではありません。
実際に利益は出ているのかもしれませんが、
それでも、
「払わなくていい手数料を、気づかないうちに何度も何度も払わされている」ことは事実です。
ちなみに、ネット証券の手数料は
銀行とは比べものにならないくらい安いです。
例えば、私がメインで利用している
楽天証券の場合だと、0.01%くらいです。
銀行の約100分の1ですね。
証券会社の中でも最安値クラスです。
※楽天証券の手数料(公式HP参照)
というわけで、もし投資信託をやるなら
銀行ではなく、ネット証券でやる方が
絶対にいいと、私は考えています。(楽天証券かSBI証券がおすすめです)
ちなみに、今の若い人や
投資のことを少しでも勉強している方は
このことを知っているから、銀行で投資信託をやりません。
あとは、そもそも、今どきの若い人は
お金を稼ぐことにあまり興味がないので
投資自体に興味がない、という側面もあります。
こういった理由もあり、銀行では
高齢者の顧客をターゲットにして
投資信託の手数料で稼いでいるんですね。
なお、そんな銀行ですが
最近は地銀を中心に、どんどんと
縮小していっていますよね。
なぜかというと、
今まで「いいお客さん」にしていた
おじいちゃんおばあちゃんが
どんどん少なくなっているからです。
ここまで、悪いことばかり言ってきた銀行ですが、そんな銀行にもメリットはあります。
例えば、窓口に人がいて
誰かと相談をしながらできる。
銀行という、一般的に信頼できると世間から見られている機関が窓口になってもらえる安心感は、未経験者や初心者にとっては有難いかもしれません。
あとは、お付き合いという意味で
手数料のことは目をつむってでも
銀行で取引を続けている人もいます。
例えば、法人で融資を受けるために
銀行とは良い関係を続けていたいので
投資信託をやっている、などです。
やりたくもない定期預金をやるのも、
これと同じ理由です。(私が定期預金を今年までやっていたのもこれが理由です)
何を優先するかは人それぞれなので、
きちんと理由があって銀行を選ぶのなら
それはそれで全然良いと思います。
大切なのは、自分の意思で
明確な根拠をもって選ぶことです。
投資はすべて自己責任なので、
自分の大切な資産を守るためにも
しっかりと情報収集して、選択をしたいですね。