新興国の株を買ったらダメ!?その理由とは
タクヤです
今回は、新興国の株(国債)を買ったらダメな理由をお話ししますね。
新興国の株って、利回りが良いものが多いですよね。
買いたくなる人は多いと思います。
私もその一人でした(笑)
でも、新興国の株を買ってはいけません。
買うと、損をする可能性が高いので、やめるべきです。
ちなみに、私は損をしました…
それも、結構な金額をです。。
では、なぜダメなのかについてお話ししますね。
新興国、例えばトルコリラ建てや南アフリカ、インドネシアなど
こういった新興国(途上国)は国債の利回りがかなりいいのですが、うかつに手を出すと痛い目に遭います。
私は遭いました…(泣)
なぜかというと、こういった新興国は経済的地盤がもろいからなんですね。
例えば、トルコリラで説明をしましょう。
トルコリラの利回りは約13%となっています。
この数字だけを見ると「めっちゃいいじゃん!!」と思えるのですが、実は危険が隠されているんですね。
トルコリラは、高い利回りの一方で、
インフレ率は約11.8%となっています。
インフレ率というのは、一年間でお金の価値が下がったという数字(指標)のことです。
物価が上がり、お金の価値が下がったということですね。(日本の円は、インフレがほぼありません)
つまり、表面利回りが約13%でも、インフレ率が約12%なので、実質利回りはわずか1%になってしまうんです。。
このように、新興国の株は実態が異なるケースが多いので、買うときは、よーーく考えてから買わないといけません。
少なくとも、実質利回りは必ず計算してから、買うかどうかを判断するようにしてくださいね。
ちなみに、実質利回り計算はとっても簡単です。
利回りーインフレ率=実質利回り
となります。
ちなみに、債券をかうときは、個別銘柄で買ってしまうとリスクが高くなるので(集中投資)、できるだけ指数で買うようにしましょう。(色んな新興国の債券が入ってるお弁当みたいなやつ)
最後に、今回の話をまとめると、次のとおりです。
〇新興国の株
・新興国は成長率が高い
・それは物価が上がっていくということ
・逆に言うと、お金の価値が下がるということ
※金融機関は、上がった物価以上に金利(利回り)を付けてくる(それに惑わされないように)
※金利の高さ以上に、お金の価値が下がってしまう可能性が高い…
→なので、新興国の通貨はできるだけ持たない方が良い(どれだけ利率が高かったとしても)
※証券会社の人は「利回りがいいからオススメですよ♪」と、売りつけてくる…
〇債権で絶対やっちゃダメなこと
・利回りの高い債券は買っちゃダメ
・トルコリラ建てやブラジルレアル、南アフリカ、インドネシアなどの新興国(途上国)※体力がなくて、経済的地盤がしっかりしていないのは利回りが高い
・インフレ率が高いと、通貨の価値がすごく下がっていく可能性が高い
・先進国(利回りが低い)方がいい※有名で信用力があるのは利回りが低い
〇新興国の債券を買ったらダメな理由は?
・国の通貨(債券)は実質金利を考えて買わないとダメ!
例:トルコリラのインフレ率11.76%
→この数字は、一年間でお金の価値が下がったという数字(物価が上がり、お金の価値が下がった!!)
☆利回りが13%でも、インフレ率は12%なので、実質利回りは1%になってしまう…
・「表面利回り(提示されている利回り)」から「インフレ率」を引いた数字が【実質利回り】
・円の場合はインフレがほぼない
〇債権はどうやって買う?
・個別で買うと、リスクになってしまう(集中投資)
・指数で買うのがいい
・新興国国際:色んな新興国の債券が入ってるお弁当みたいなやつ
私は、うっかり新興国の株にそれなりの投資をしてしまったがために、痛い目に遭いました。。
新興国の株に興味のある方は、くれぐれも気を付けてくださいね。