不動産詐欺に遭って人生お先真っ暗
タクヤです
友だちが、不動産詐欺に遭って人生お先真っ暗になりました。
友だち、仮にA君と呼びましょう。
彼が不動産投資をしているということは聞いていて、
「へぇー、すごいね」
くらいにしか認識していなかったのですが、
ある日、その内容をよーーく聞いてみると、、
詐欺でした。。
そのA君が不動産詐欺に遭った手口は、次のとおりです。
STEP1
数年前、都内某所の駅前で街頭調査のインタビューを受ける。
普段は無視するのに、このときA君は反応してしまったそうです。。
ここで、住居などに関するインタビューを受けます。
STEP2
後日、不動産投資の営業電話がA君にかかってくる。
「不動産投資に興味はありませんか？」
「よければ、会社まで話を聞きにきませんか？」
といったもの。
このとき、取り合わなければよかったのに、
彼はその会社に行ってしまったんです。。
STEP3
会社では、不動産投資の内容を説明されます。
簡単に説明すると、次のような流れです。
１．まず、中古の単身マンションを投資用で購入する。
２．購入時にはローンを組み、家賃をローン返済にあてる
３．ローン返済まではマイナスが出てしまうが、所得税と地方税を損益通算させることで、負担が少なくなる
STEP4
この説明を聞いたA君は、契約をしてしまいました。。
はっきり言って、これは詐欺まがいの不動産投資です。
完全なる詐欺ではないかもしれませんが、
明らかに利益の出ない物件を、本来の価格よりも高く売りつけているので、完全に詐欺まがいですね。
真っ当な不動産投資では、絶対にあり得ないです。
そもそも、
家賃収入と税金の還付は、不動産投資においてまったくの別物ですからね。
なぜ、この2種類を混同して、不動産投資の収益のように言っているのかが意味不明です。
調べてみると、この手口は、不動産詐欺の常套句のようですね。。
同じような手口で騙されて契約してしまった人が大勢います。
気を付けてください。
あと、投資用に買ったマンションで住宅ローンで組むのはNGなので、、
これをさせようとするのも不動産詐欺です。
断言します！
結局、A君は、
3年間で3つの物件を買ってしまい、トータルで6,000万円ものローンを組まされる羽目になりました。。
一応、救いとしては、
・謄本を確認すると、不動産はきちんと友だち名義になっていた（名義も別人だと完全に不動産詐欺）
・物件自体には、人も入居していて、家賃収入は発生している（物件自体はまとも）
この2つでしょうか。
完全なる不動産詐欺だと救いがありません。
ただ、今回のケース、
まともなところも少しある「詐欺まがい」だったので、
まだ救いがあるというか、
だからこそ、騙されてしまったというか、、
訴えたりできないのがいやらしい、、
という見方もできますが。。
ちなみに、謄本を見たら、昔の所有者の購入価格よりも、友だちの購入価格の方が高くなっていました。。
ふつう、単身マンションが経年で、価格が高くなるなんてあり得ません。。
どんな家でも、年数が経ち劣化すれば、それだけ価値は下がります。
不動産の登記簿謄本を隅々まで見るなんて、あまりしないかもしれませんが、
こういうところを惜しまずにチェックしていれば、違った結果になったのかもしれませんね。
結局、友だちが今のペースでローンを返済し続けた場合、ローンを完済するのは33年後だそうです。。
A君の年齢は今35歳なので、ローンを完済したときには68歳です。。
その間、ずーーーっと、赤字続きのローンを毎月払い続けなければいけません。
まさに生き地獄といっていいでしょう。
なお、今A君は、所有している不動産を売却する方向で動いています。
1つでも売れたら、グッと負担が楽になりますからね。
私や、私の周りの不動産投資に詳しい人と話し合い決めました。
ちなみに、今回ご紹介した不動産詐欺、
巷では、被害に遭っている人がかなりの人数います。
今回、たまたま私の仲のいい友人だったので気づけましたが、
よーく調べてみると、私の周りの投資家仲間でも、まったく同じ不動産詐欺に遭っている人が多数いました。。
最近、トレンドになっている、騙されやすい不動産詐欺なので、くれぐれも気を付けてくださいね。
「美味しい話には裏がある」
です。
・街中でインタビューをされたら無視する
・不動産投資の電話が掛かってきたら無視する
まずは、ここから意識するのがいいです。
詐欺まがいの不動産投資まとめ
１．価値の高くない物件を、その物件の価値以上の価格で売りつける
２．本来、投資では使えない住宅ローンを組ませる
３．本人のキャパ以上に、複数の物件を買わせようとする
ご参考までに。
