iDeCoと積立NISAの次にやるなら〇〇がおすすめ【その3】
iDeCoと積立NISAの次にやるなら、何がおすすめ?
個人的には、以下の3つがおすすめです。
1.インデックス投資
2.米国の大型個別株投資
3.高配当株投資
2の「米国の大型個別株投資」についてはこちら
https://leafcare.hatenablog.com/entry/os2
今回は、3の「高配当株投資」についてお話しますね。
なお、前提条件としてこちらに該当する方にのみおすすめとなります。
1.iDeCoと積立NISAをフル活用(満額)している
2.家計の見直しが済んで、月に数万円の余剰資金が生まれるようになっている
3.生活費の数ヶ月分~数年分の資金を確保している
この3つのいずれも該当していない場合は、まずはiDeCoと積立NISAをしばらくやってみてください。
それだけでも、十分に良質な運用になりますので。
では、「3.高配当株投資」についてお話していきますね。
3.高配当株投資
配当株というのは、「分配型」の投資商品のことです。
分配金なしの「無分配型(再投資型)」ではありません。
今日までインデックス投資と米国大型個別株投資をご紹介してきましたが、「インデックス投資が長期的に資産を増やす方法」「米国大型個別株投資が中期的に資産を増やす方法」だとしたら、高配当株投資は『短期的に資産を増やす方法』というイメージです。
分かりやすく言うと、毎月配当金をもらって、家計の足しにしていくようなスタイルですね。
そのため、
「将来の資産構築とか、老後の資金づくりとかまでイメージ湧かないよ!」
「月に1万でも3万でも増やして、日々の家計を少しでもラクにしたい!」
という方におすすめの投資になります。
少し話が逸れますが、個人的に「良いファンドは分配金を出さない」と考えていますので、私個人的にはあまりやらない投資にはなります。
ただ、iDeCoと積立NISAを満額までやって更に分散投資をしたい方にはアリだと思います。
(iDeCoと積立NISAが長期投資なので、この方法で短期でキャッシュフローを増やすという感じでバランスは取れていると思います)
というわけで、この方法を選ぶと完全に役割分担が別れます。
老後の資金づくりは、iDeCoと積立NISAに完全にお任せ。
そして、この高配当株投資で、毎月のキャッシュフロー(収入)を強化していく、という役割分担ですね。
この方法をするときに重要なのが、「どの株式を選ぶか」です。
※参考画像です
もちろん、どの投資でも選ぶ銘柄は重要なのですが、ある程度買う銘柄が決まっているインデックス投資と大型米国個別株と比べると、高配当株投資は重要性が特に上がると考えています。
例えば、3%の分配金(配当金)がもらえる株に100万円投資したとして、毎月3万円の分配金がもらえても、月に株価が3%下がってしまったら何の意味もありませんよね。
だからこそ、「分配金は永続的に貰うことができる」なおかつ「株価が下がらない」そういう株式をリサーチしなければなりません。
「そんな株あるの…?」
と思うかもしれませんが、探せば結構見つかります。
ただ、探す手間と時間がかかるので、その点はこの投資法のデメリットと言えます。
今までにご紹介したインデックス投資と米国大型個別株投資は、銘柄を探す手間がほぼありませんでしたからね。
具体的な銘柄をここで上げるのは控えますが、ヒントだけ書いておくと
・高収益
・好財務
・優良企業
・低成長
このあたりの銘柄がおすすめです。
あとは、高配当株の投資に強い投資家のYouTube動画や書籍を買って勉強するのもいいと思います。
なお、毎月の投資額については人それぞれですが、月に数万円でも投資できれば良いキャッシュフローが構築できると思います。
例えば、月に10万円投資をするとしたら(iDeCoと積立NISAは除く)、年間で120万円の投資になります。
これに高配当利回りの株式、
仮に利回りが5%のものを買えば、
一年で6万円、10年で60万円の配当を
受け取ることができます。
このような感じで、目先~10年後くらいまでのキャッシュフローを増やしておいて、20~30年後の資産形成はiDeCoと積立NISAに任せる、こういう形で投資をすれば、良質な資産構築ができると考えています。
私自身、投資のだいご味は「再投資(複利)」だと思っているので、私の理念とは外れるやり方となりますが、目先のキャッシュフローを作って、家計の足しにしたり、家族サービスに使いたい、という方にはおすすめできます。
どちらが良い悪いという話ではなく、人それぞれの投資理念や価値観の話になるので、自分に合ったやり方で投資をするのがいいです。
ちなみに、私がよく利用している楽天証券では、受け取った分配金を銀行口座にすぐに払い出しすることができます。
そのため、こういうサービスを利用して自動出金できるようにしておくと便利ですよ。
あとは、投資を始めたときに、分配金の受け取り口座を「銀行口座」にしておくのもいいと思います。
分配金を再投資せず、すぐに家計に入れて使ってしまいたい方にはこの手順がおすすめです。
まさに、「キャッシュフローの強化とはこういうことか!」と実感できる投資方法ですね。
なお、高配当型株は、米国株でも日本株でもいいですが、米国株だと分配金を外貨で受け取ることになるケースもあります。
その場合、自分自身で外貨→日本円に替えないと、出金ができません。
今の時代、米ドルで持っていた方が将来の資産構築には間違いなくなると思いますが、今回のテーマは「キャッシュフローの強化」が目的なので、頭に入れておいてくださいね。
以上が、「3.高配当株投資」となります。
投資は全て自己判断、自己責任ではありますが、少しでも参考になれば幸いです。
次回は、この三日でお話した3つの投資方法のまとめについてお話しますね。