金の延べ棒を売ってみた
金(ゴールド)が値上がりしていますね。
戦争やインフレなど、世界情勢が不安定なときは、現物、特に金の価値が上がる傾向にあります。
私は、金の積み立て投資をしていますが、現物も少し持っています。
昨年、そのうちの一つを田中貴金属に持ち込んでみました。
1000gのインゴッド(金の延べ棒)です。
分散投資の一つに金の現物を買ってはいたものの、売ったことは今まで一度もなかったので、「どれくらいで売れるんだろう…」と、ほんの興味本位です。
実際にお店の方とやり取りしてみて、初めて分かったことがいくつかありました。
まず、金を売るときは手数料が取られます。
一番安いグラム(20g)でも、2,200円も取られるんですね。
500g以上は無料ですが、逆に1000gの金を売ると発生するデメリットもあります。。
それは「税金」です。
金を売ったときに出た利益が50万以上の場合、税金がかかるんですね。
ゴールドバーは当時の時価総額で約850万…
売ったら、50万は余裕で超えます。。
ちなみに、金の売却益は雑所得扱いになります。
ざっくり20%、売却益の1/5(約170万)が税金で持っていかれるということです。。(控除はありますが)
なお、取引金額が200万円を超えると支払調書が税務署に送られますので、その時点で補足されます。
絶対に逃げられません。
なお、金は売って自分の資産にしなくても、子や孫に相続するときに税金の対象になってしまいます。
分散投資の一つとして金を持っていても、売るときや相続するときなど、何かと税金が付いて回るんですね。。
そんな金の税金ですが、実は抜け道もあります。
例えば、「コイン(40gの金貨)」で持っていれば、売るときも相続するときも税金が掛からないんですね。(やり方は一工夫必要ですが)
金貨なら合法的に非課税で資産運用ができる、ということです。
インゴッド(1000gの延べ棒)で持っていると、売るときも相続するときも税金が掛かりますが、コインだと税金が掛からない…!
見た目の豪華さはインゴットの方が上ですが、節税など資産構築の観点で見ると、コインをたくさん持っていた方がいいですね。
元々、金はインゴッドもコインも持っていましたが、これからはコイン(金貨)にシフトしようかな、と思っています。
金のインゴッド(1000g)を1つ持っているよりも、コイン(40g)を25枚持っている方が、何かと良さそうですからね♪
もし金を現物で持っている方は、ぜひ一度ご自身でも調べてみてください^^
個人的に、資産価値は
日本円よりも米ドル!
米ドルよりも金(ゴールド)!
だと考えています。
銀行に入れてある日本円で、すぐに動かさないお金があるなら、金に替えておくのがいいですね。
もちろん、良い運用があるならそちらに投資しても良いですが、金はやはり一番堅実だと思います。
投資は自己判断、自己責任ではありますが、少しでも参考になれば幸いです。