分散投資と集中投資を使い分けよう

投資には、「分散投資」と「集中投資」の
2つがあります。



分散投資とは、

色々なものに投資をすること、

資産を色々なものに分けること、

を言います。



例えば、
お金（円）だけじゃなく

株も持っておく、
債券も持っておく、
ビットコインも持っておく、
金（ゴールド）も持っておく、

などなど



「資産クラスの異なる複数の投資先に
　資産を移しておくこと」

を分散投資と言います。




一方、集中投資とは
1つの投資先に資産の大半を
投資することです。



株なら株だけ、
ビットコインならビットコインだけ、


「資産クラスの変わらない投資先1つに
　集中して投資すること」

を集中投資と言います。



なお、
お金（日本円）だけで資産を持ち、
銀行預金だけしておくのも、

「日本円に対する、一点集中投資」

と言えます。



投資に興味がなくても、
投資をやっている実感がなくても、

円で貯金だけをしている人は、
実は集中投資をしているんですね。




〇分散投資のリスクは？

分散投資のリスクとは、

複数の投資先に投資する必要があるので、
勉強や作業に手間がかかる、というのが
まずあげられます。

リスクというよりは、デメリットに
なるでしょうか。


また、資産を分散させることになるので
1つの投資先が上がっても、全体で見ると
大きな資産構築には繋がりにくいです。


そのため、考えようによっては、
お金を稼ぐ上では非効率的なやり方と
言えるかもしれません。




〇集中投資のリスクは？

例えば、株式投資なら、
1つの会社、1つの株にのみ、一点集中して
投資することになるので、

もし、その会社が倒産したり
企業価値が暴落するなど何かあったとき、
ダメージが大きくなります。


投資先が上がったときに稼ぎやすい
というメリットはありますが、
リスクも大きいのが特徴です。




〇分散投資と集中投資、どっちがおすすめ？

以上を踏まえて、分散投資と集中投資、
どちらがおすすめなのか。


個人的な見解ですが、
基本的には分散投資を推奨しますが、
ときには集中投資も必要と考えています。



例えば、資産を増やす！という意味では、
集中投資の方がいいので、


もし、

「安心して資産を増やすことのできる
　保全の利いた運用先」を見つけられたら

集中投資するのもアリです。



ただ、なかなかそういった投資先は
見つからないと思います。



なので、まずは
安全な投資先を1つ見つけて
（例えば、積立NISAでS&P500など）

そこで、とりあえず「投資をする」という
ことを経験してみたら、

あとは、めぼしい投資商品
（株、債券、投資信託、ビットコイン）を
一通り全部買っておくというのもアリです。
※コツとしては、まだ上がっていないもの、もしくは確実性高く上がっていくものを買うことです


こうやって、バランス良く色々なものに投資することで、全体の割合を同じくらいに調整できるんですね。


これを、【リバランス】と言います。



分散投資は、安全という意味はもちろん、
勉強や体験という意味でも
メリットが大きいです。


少額でも、色々なものに投資することで
勉強になりますし、

その結果、自分のマネーリテラシーや
投資スキルも上がっていきます。



勉強しておくことで
チャンスを掴みやすくなるので、
更に投資で稼ぎやすくなっていくんですね。




もちろん、どちらを選ぶかは自己判断です。


分散投資と集中投資、自分が
どちらに舵を切るかを
考えてみるといいですよ。




なお、もし手持ちの投資資金が1000万円
あったとしたら、

内訳として

80～90%（800～900万円）は
集中投資、

10～20%（100～200万円）は
分散投資の勉強用に使う、


そうやって、運用して資産構築をしていき
資産が3000万円くらいになったら、
分散投資の金額も少しずつ増やしていく、


という風にするのもアリです。




私は、今まで大体このようなやり方で
分散投資をしてきました。



投資はすべて自己判断、自己責任ではありますが、少しでも参考になれば幸いです。