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米国株式が暴落したときに米国株式を買った方がいい?

米国株式(S&P500)の積み立て長期投資をしている方から、こんな質問をいただきました。





Q.
米国株式が下落していますが、
こういうときこそ投資信託(米国株式)を
仕込んだ方が良いのでしょうか?




この質問への私の回答はこちらです。


A.
トレーダーとしてならこの考えでいいと思いますが、積み立て長期投資をされているなら答えはNoです。



そもそも、積み立て長期投資というのは
売買のタイミングを計る投資手法では
ないんです
ね。


なので、目先の
上がった下がった、暴落した暴騰した、
というのは関係ありません。



下がったから買うとか、
上がったから売る、ということは
しなくても大丈夫です。

むしろ、しないでください。



積み立て長期投資というのは、
毎月、決まった金額を決まった日に
積み立てるだけです。

売買のタイミングは無関係なんですね。



そして、それを15年、20年と
続けていくから確実性高く利益を出せる、
そういう投資の手法になります。



下がったから買おうとか、
上がったから売ろう、という

「自分の感情」

挟んでしまうと、途端に結果が
出なくなってしまう
んです。。




長期投資と短期投資では、
考え方もやり方も全く異なります。


これをごっちゃにして考えてしまったり、
よく分からずにやってしまうと、、

値幅を取ろうとして、
買ったり売ったりをしてしまい、

結果、損をしてしまいます。。。




そもそも、長期投資というのは

世界中の人口が増えている中で、
お金を使う人たちが増えているから
経済成長していく。

世界全体が成長、経済的に拡大していく。

そういうものに対して投資をすることです。



特に、アメリカの会社は、

アルファベット(Google
amazon
Facebook
apple
VISA
アメリカン・エキスプレス
zoom
マクドナルド

などなど

世界中にサービスを展開しているので、
世界中の人たちがサービスを受けたり、
物を買ったりして、お金を払っています。

すると、アメリカの会社に
お金が集まっていきますよね。



つまり、アメリカに丸っと投資をすれば、

それは、世界全体に間接的に投資をする、
ということと同じ意味
になります。



だから、いつも私は米国株式や
全世界株式をおすすめしていますし、

長期の積み立て投資をおすすめしている
というわけですね。




こういう認識を持って、
積み立て長期投資をやれば、冒頭の質問
のような疑問が沸くこともなくなりますよ^^



まずは、

「自分はどんな投資をしているの?」

というところをきちんと理解し、

「自分は長期投資をしているんだ!」

という認識を持っておくことが大切です。




なお、短期投資というのは
私個人的には
トレーダーであって投資とはまた別物
と考えています。



先ほどお話ししたような
「世界の成長」ではなく、

目先の値幅や動きを取っていくのが
短期投資、短期売買です。



短期投資と長期投資は、
考え方・手法が全然違うんですね。




短期投資、短期売買は

・短期の方が性に合っている
・純粋に好き
・トレーダーをやってみたい
・興味がある
・練習したい


というなら良いと思いますが、
そうでないならやる必要はありません。


経済合理性を考えれば、積み立ての
長期投資がベストと思っているからです。




こういったことを理解したうえで、

「自分は短期と長期、どっちを
 やりたいんだろう、
 やっているんだろう」


と考えてみるといいですよ。



少しでも参考になれば幸いです。