保険と運用は混ぜるな危険？
保険と運用を混ぜてやっている人が多いです。（私も以前はそんな一人でした）
ネットを見ていると、面白い記事があったので引用しますね。
保険と運用を混ぜてやってしまっている、、
心当たりがある方はぜひ見てみてください。
～ここから～
悪魔が来たりてホラを吹く
喫茶店の席につくと、
男女ふたりが座る隣のテーブルから、
なにやら金の話が聞こえてきた。
オーストラリアドルだ
ニュージーランドドルだと、
海外の通貨の名前がもれ聞こえる。
「元本割れがないから
投資と違って安心だし、
月々の保険料が所得控除になって
税金対策にもなるんですよ。
今の定期預金に預けているより
ずっと増える可能性が高いんです」
横目でちらっと見ると、
話していたのは
まだ20代とおぼしき若い男性。
パリッとしたスーツに身を包んだ、
なかなか爽やかな好青年だ。
彼の話を聞いているのは
おそらく70代と思われる女性。
途中から聞いたので詳細は不明だが、
どうやら銀行の外交員が
「外貨建て生命保険」を
女性に勧誘しているらしい。
まるで孫の話でも聞くように
女性は男の話にうなずいているが、
あまり深くは考えていないらしい。
あぶないにおいがプンプンした。
私は義憤に駆られ、
立ち上がって彼らに近づくと
その女性に向かって、
「おいおいあんた！
外貨建て保険は為替リスクが大きく
満期や解約時にもし円高になっていたら
資産が大きく減ることもあるんだぜ。
月々黙って引かれる手数料や、
円を外貨に替える為替手数料だけでも
かなりの金額がマイナスになる。
貯蓄型とか保険とかいう言葉で
いかにも安全そうに聞こえるけど、
貯蓄性保険はれっきとした投資商品で、
しかも外貨建てとなりゃ
かなりハイリスク・ハイリターンの
ギャンブルみたいなもんだ。
虎の子の老後資金だまし取られねえよう
気をつけろよ！」
、、、と大声で教えてやりたかったが、
実際は黙って聞いているしかなかった。
世の中には、
「もうかりまっせ」
「あなたのためでっせ」
と平気でうそをついて、
詐欺まがいの投資商品をすすめてくる
フトドキな輩（やから）が大勢いる。
熱心にくどいてくるのは、
あなたにとっていい商品だからではなく、
彼らにとって都合がいい商品だから。
優しい顔で近づいてくる
ホラ吹き悪魔にご注意を。
（文責・武田律）
～ここまで～
このブログでも何度か言っていますが、
大事なことなので改めて言いますね。
保険と運用は分けて下さい。
保険と運用は分けて下さい。
保険と運用は分けて下さい。
皆、なぜか混ぜようとするのですが、
「保険と運用は混ぜるな危険！」
投資の世界では常識です。
混ぜてしまうと、
保険会社にとって手数料の取りやすい、
いわば保険会社にとって都合の良い金融商品となります。
それに、保険と運用を混ぜてしまうと
途端に流動性も悪くなってしまいます。
経済合理性、流動性で考えたら「混ぜるな危険」というわけですね。
私はもちろん、周りの投資家仲間や
元生保会社勤務の知人も
皆同じことを言っているのですが、
養老保険とか学資保険、生存給付金付定期保険などなど、
「貯金ができるうえ、万一の保険兼ねて便利♪」と良さそうに見えますが、実態として運用の利回りは全然高くないんです。
溶かす、というようなリスクは無いかもしれませんが、
溶かすというほどリスクはないとしても、運用先としては非常に勿体ないですね。
私も、投資の世界がよく分かっていなかった頃、FPや保険屋さんに言いくるめられて保険の運用をやってしまっていました。。
いい経験にはなりましたが、本当に勿体ないことをしていたと感じています。
保険と運用は混ぜるな危険、
保険と運用は分けて下さい。
保険は保険のプロに、運用は運用のプロに
任せるのがおすすめです。
