貯金のみvs運用あり、資産はどれくらい変わる
このブログで、
「銀行に貯金していても増えない」
「それどころかリスクが大きい」
「お金を増やすなら運用しないとダメ」
ということを何度も言ってきました。
でも、実際のところ
貯金と運用で、どのくらい資産に差が出るのか、具体的なことって分からないですよね。
そこで、
「貯金する」or「運用する」とした場合、
お互いがどのような資産構築になっていくのか?
グラフにしてみました。
資産構築のスピードや条件は人それぞれなので、あくまでモデルケースの一つとして参考にしてもらえればと思います。
今回のグラフを作るにあたって、元にしたデータは次のとおりです。
期間:
20年間(仮に40歳から60歳までとする)
金額(貯金のみ):
一年で100万円を毎年貯金していく
金額(運用あり):
一年で100万円を毎年運用していく
利回り:
0%(貯金のみ)、5%、10%、15%、20%
その他①:
今回は「複利※」で計算しています
※運用で増えた利息も運用に回している
その他②:
税金の20.315%は含めていません
毎年、100万円を運用に回した場合、
運用なしのケースと比べるとこうなります。(さっきと同じグラフです)
貯金のみの場合と比べて雲泥の差ですよね。
100万円を20年間、
貯金するか、運用するかの違いだけで
運用なし(貯金のみ):
20年で2,000万円の資産構築
運用あり(利回り5%):
20年で3,500万円の資産構築
運用あり(利回り10%):
20年で6,300万円の資産構築
運用あり(利回り15%):
20年で1億1,800万円の資産構築
運用あり(利回り20%):
20年で2億2,400万円の資産構築
いかがでしょうか。
運用するのと、運用をせず貯金のみで過ごすのでは、大きな違いがあることが分かるかと思います。
もちろん、このグラフは机上の空論、
あくまで、ただの数字遊びです。
このとおりにいくとは限りません。
それでも、大きな違いがあることは間違いありません。
今回のグラフのように
「同じ金額(一年で100万円)」
「同じ年月(20年間)」
にも関わらず、運用をするかしないかの違いだけで、資産構築に大きな差が出てしまうんですね。
もちろん、年利20%で、保全の利いた運用なんて簡単には見つからないかもしれません。
でも、年利5%の運用ならふつうに見つかります。
仮に、年利5%の運用で計算しても、
20年間の積み重ねで、貯金のみの人と比べて
約1.5倍もの差ができます。
年利10%なら、約3倍です。
米国株式(S&P500)を積み立てているだけでも、年間3%強の運用ができます。
しかも積み立てNISAなら、年間40万円まで非課税です。
話半分だとしても、年間100万円のお金を運用するorしないだけで、
20年で「プラス数百万円単位の資産構築ができるorできない」と考えたら、
きっと「運用をしない手はないな」となるのではないでしょうか。
資産運用のキモは、
「時間を武器にする」
「時間を有効に活用する」
ということです。
利回りももちろんですが
何よりも「時間」が大事。
時間をかけてコツコツとお金に働かせることで、高利回りでなくても、
10年、20年、30年と経ったとき、大きな資産構築ができるようになるんですね。
資産運用なんて面倒くさい…
不安、怖い…
という気持ちもとてもよく分かります。
それでも、
大切な資産を増やすために、
自分の人生を豊かにするために、
もしまだ資産が貯金に頼りきりになっているなら、今一度しっかりと考えてみるのがおすすめです。
自分のたった一度きりの人生、
過ぎた時間は取り戻せないので、
悔いの無いように使いたいですね(^^)
追伸:
今回、私が作ったような計算式は、ネットで簡単に調べられます。
「終価係数」「年金終価係数」「単利計算、複利計算」とかで検索すると、便利な計算サイトがたくさん出てきます。
よければ参考にしてください。
※終価係数=元本固定、で複利運用した際の元利合計額が分かります。
※年金終価係数=毎年一定額積み立て、で複利運用した際の元利合計額が分かります。